発酵と微生物,酵母とは糖分をアルコールに変える微生物。

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    発酵と微生物
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    真核生物の代表―酵母

    酵母は、細胞のなかに核があります。
    大腸菌、枯草薗は原核生物といい、どこに遺伝子があるのかわからなくなっています。
    遺伝子が体内に溶けた状態になっていて、ちょっと見ただけではわかりません。
    酵母のほうは、細胞のなかに、ちょうど卵の黄味のように核があります。
    核は、細かい穴の開いた核膜におおわれています。
    人間にも動物にも植物にも、すべてに核があります。
    このように核をもつものを、真核生物と呼びます。
    酵母は、真核生物の代表と考えられています。
    これを使って遺伝子組換えを研究することで、動物細胞や植物細胞にまで手を伸ばすことができるでしょう。
    利点としては、この核をもつ生命の代表ということで、非常によい研究の対象になることです。
    つくったものを菌体外に分泌する力もあります。
    キラー酵母のキラー因子はタンパク質(酵素)で、それが体外に分泌されるから作用があるのです。
    しかし、それほど分泌力は強くなく枯草菌にくらべれば弱いものです。

    また、菌体をたくさんつくることができることも、利点の一つです。
    1リットルあたり百グラムぐらいつくれます。
    生成物をとり出すことさえできれば、それを酵母につくらせることは可能です。
    この酵母は、特別な工場として、ほかのものとちがった使われかたをしています。
    ある種のホルモンには、タンパク質以外に糖質が結合しています。
    酵母は、その糖質をくっつける力をもっています。
    大腸菌や枯草菌には、そのような力はありません。
    糖質がなければ作用しないようなホルモンをつくる場合に、酵母が利用されます。
    欠点は、遺伝子組換えが思うようにできないことです。
    真核生物の遺伝子組換えについては、ほんの入口ぐらいしかわかっていないのが現状です。
    遺伝子組換えの技術自体が未発展なのです。
    しかし、動物や植物の遺伝子組換えを研究する上で、酵母は一つのモデルになっていることは事実です。
    研究が進み、いずれは解決される問題だと思います。

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