昆虫食のメリット・デメリット 昆虫食とは
昔からある、昆虫食
タンパク質が豊富で環境にやさしい、大変優れた食品ということで、最近よく耳にします。
虫は本当に食べられるのでしょうか?スーパーフードなのでしょうか?
まずは、海外の昆虫食事情を探ってみましょう。
フィンランドヘルシンキ 自然食品店ルオホンユーリ
自然食品店は当然として、次に大手チェーンのスーパーをのぞくと、やはり昆虫食品が並んでいた。スナック菓子コーナーにバーベキュー味がサイズ違いで2種類。驚いたのは、キャンペーン中なのか、特設の棚が設けられ、さらに蜂蜜味やホットペッパー味などのコオロギ商品4種がほぼ売り切れていたことだ。値段は40グラム入りで4.95~7.95ユーロ(約600~960円)ほど。
食べ比べてみた。桜エビから磯の香りを抜いて、香ばしくした感じだ。ガーリック味やチリ味はビールのお供にぴったり。実際、ナッツ類と混ぜておつまみとして出す酒場もある。乾燥コオロギ入りのチョコレートは、たまに脚か触角のような歯触りがあるが、ほぼ普通のパフ入りチョコと言っていい。
フィンランド政府食品安全局によると、政府が昆虫を食品として認可したのは2年前。現在、国内に約50のコオロギ農家があり、企業は6社ある。
いま注目される「昆虫食」 世界の最新事情、記者が食べながらルポ:朝日新聞GLOBE+虫を初めて食べたのは7年前。昆虫料理研究家のお宅で「百聞は一見にしかずです」と、サクラケムシやミールワームなど5品をご馳走になった。その後も気になっていた「昆虫食」が近年、世界的に活気づいている。たんぱく質が豊富で、環境への負荷が少な...
タイのコオロギ 加工場&養殖場
- コオロギを大規模に養殖するCricket Lab(クリケットラボ)の工場の様子=2019年7月12日、タイ・チェンマイ
- コオロギを大規模に養殖するCricket Lab(クリケットラボ)の工場でスマホの光で箱の中のコオロギを見るCEOのニコラ・ベリー(左)とオペレーション担当のシリル・コジョル=2019年7月12日、タイ・チェンマイ
注文に応じて飼育数は変動する。この日は少なめとの説明だったが、それでも464箱で計700万匹近くになる。センサーを使って室温を30~32度に保っている。従業員がエサをやる時の音や、時おり耳に入ってくるファンの回転音のほかに聞こえるのはコオロギの鳴き声だけだ。
「コオロギは廃棄物を高価値のたんぱく質に変換するコンバーターのようなものだ」とCEOのニコラ・ベリー(33)は話す。約1年半前に操業を開始したこの工場は、月に約16トンのコオロギを生産し、乾燥コオロギや粉末として欧州やオーストラリア、北米などに輸出している。
いま注目される「昆虫食」 世界の最新事情、記者が食べながらルポ:朝日新聞GLOBE+虫を初めて食べたのは7年前。昆虫料理研究家のお宅で「百聞は一見にしかずです」と、サクラケムシやミールワームなど5品をご馳走になった。その後も気になっていた「昆虫食」が近年、世界的に活気づいている。たんぱく質が豊富で、環境への負荷が少な...
コンケン大農学部のユパ・ハーンブンソング准教授によると、コオロギ飼育場はタイ国内に2万カ所以上あり、年間生産量は約1500トン。その数は増加傾向にあるという。
これだけ広く食べられているものの、世界的に見れば昆虫食は、GDP低位国の”限定的食文化”のイメージは拭えない。これはやはり欧米に食虫の文化がなかったことが大きい。
ヨーロッパが昆虫食に本気
ベルギーでは昆虫食を認可 EU内で一歩進んだ動きを見せているのがベルギー。
2013年にEU内で初の「昆虫食認可」の条例を発効している。
ミールワームの昆虫バーガー
未来の食糧問題を見据え、世界的に昆虫食への注目が高まっているが、その先駆けといえるのがベルギー! 2014年に欧州でいち早く昆虫の食用を許可し、イエコオロギやトノサマバッタなど10種類あまりの虫を「食べてもオッケー!」としている。
ベルギーでは虫のハンバーグが発売されていた。原料がイヤすぎる…!【昆虫食】世界には虫を串揚げにして食べる地域があるらしい。うーん、きつい。昆虫食はやはり見た目のグロテスクさがしんどい。しかし、見た目が一見普通のハンバーグなら?あなたは食べる勇気があるだろうか…?ベルギーで販売された特製ハンバーグをご紹介!
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